晩年の写真
お気に入りのベッド
各部屋のドアはいつも
開けてあります
ねこちゃんの牛乳と
ふんわりムース
ミルクおいしいね！
こーゆートイレに
なりました
退院後１
退院後２
退院4ヶ月後
画像悪くてすいません
最後の食事
最後の日
形見のキバ
みーちゃんの話
1985/4生まれー2008/1/9死去 （22歳）
みーちゃんが生まれたときはまだデジカメなどは存在
していなかったので、ほとんど写真はありません。
みーちゃんは、家の近所に捨てられていました。
子猫のときから活発で気が強く そして
凶暴でした（でも反面すごい甘えん坊！）
3歳位までの間、放し飼いでした。
朝方家を出て、深夜に帰ってくる・・
たまに1・2日帰ってこない日もあったり。
そんなときはだいたい外でケンカ三昧。
そんなある日も、また帰ってこない日が
ありました。1日目・2日目は特に心配は
しなかったんですが、さすがに3日目からは
心配になり、捜していたんです。
でも見つからず・・一週間がたったある日
うちの家族が近所の草むらでうずくまってる
みーちゃんを発見！
すっかり衰弱していました。そして、肩には大きな
かさぶたがあります。
動物病院でかさぶたを切って、中の膿を出して
いただきました。あと1日遅かったら、手遅れに
なるとこだったそうです。
この肩の傷跡は、ずっと消えないで残って
いました。
この日からみーちゃんは家猫生活となります。
みーちゃん腸の病気になる
始めはただの肥満だとばかり思っていたんです。
もともと１０�舛梁僚鼎�ありましたし・・
だけど、お腹のお肉がやたらついてきて
床をこすっているんです。しかも床に当たる肉の
部分の毛がはげている。
さすがにちょっと・・・な感じだったので、
動物病院に見せにいくと、
「重度の便秘です。腸の切除手術の必要があります」
とのこと。
手術を終え、退院。この日から毎日のように
飲み薬をあたえる日々が始まりました。
みーちゃんが亡くなる２日前まで（１７年間ですよ！）
腸の手術はみーちゃんが１０歳になるまでの間
３回受けてます。
老化現象の始まり
子猫のときから遊ぶのが大好きで、家中走りまわり
納得するまで遊ぶのをやめません。
おもちゃで遊ぶのも好きだったけど、
手に噛み付いてネコキック！も好きでしたねー
こっちは痛くてたまりませんが・・・
みーちゃんの好きな場所のひとつに
テレビの上がありました。若いときは問題なく
跳び上がっていたんですが、歳を取るにつれ
上がりにくくなって、前は躊躇せずにあがれたのに
一度テレビの下で力をためてからジャンプ！
そのうちジャンプ力も足りなくなり、落下。
今度はテレビ横のソファーにのってからジャンプ！
それもだんだんできなくなり、テレビの上に上がる
事を諦めました。ソファーの上でうらめしそうに
テレビを眺める日々。
だけど、高さ３０ｃｍほどのソファーでさえ、
あがれなくなりました。
走ることも少しづつ無くなって、時々短い距離を
ダッシュする程度。おもちゃにも関心を示さなく
なって、唯一手を噛みながらネコキックするだけ。
このときみーちゃん１５歳 まだ元気です。
（ただし、歯はぼろぼろですが）
自覚
多分みーちゃんは、自分はまだまだ若い！
と思っていたんでしょう。
確かにあまり歳取った感じがしなかったし。
体重は全盛期の頃と比べると、半分ですね（５�繊�
そんなみーちゃん１７歳のある日。
いつものように手を噛みながらゆっくりネコキック
して遊んでいました。
が、みーちゃん口に違和感があるようで、口から
ぽろっと出てきた物・・・・・それは
右上のキバでした。
もともと歯の弱い猫でしたが、まさかキバが取れる
なんて思ってもいませんでしたよ！
念のためみーちゃんの口の中をチェックすると、
すでに右下と左下のキバはありませんでした。
この日を境に、みーちゃんは一度も遊ばなくなりました。
そして、急激に老けていったのです。
落ちたキバは形見として、大切にしまってあります。
食事とトイレの変化
みーちゃんにはあまり歯がありません。
歳を取ってから、ドライフードを噛めなくなってきました。
それでもまだ「シーバデュオ」という、少しやわらかい
ドライフードを食べることはできていたんですが、
それもだんだん食べれなくなりました。
ウェットフードのほうも、噛みにくくなり、
細かくほぐしてからあげていました。
それでも食べにくいらしく、あまり食事を取らなくなり、
困っていたときにあげてみたのが「ねこちゃんの牛乳」
でした。前にも試しにあげてみたんですが、
そのときは飲まなかったんですけどねー。
食事も、いろいろな種類の物を買い、どれが
食べやすいかみました。
お気に入りはムース状の物と、「ホワイトフジ・シニア缶」
です。それだけではすぐ飽きてしまうので、
他のものもあげていましたよ！
トイレにも変化が見られました。
もともと決まった場所できちんとしていたんですが、
なんかトイレを嫌がりはじめたんです。
トイレの前で躊躇することが増えて、トイレに入っても
落ち着かない感じでした。
そのうち、トイレ以外の場所でおしっこなどをする
ようになりました。
そしてみーちゃんが自分で決めた場所。
そこにトイレの場所を移したんですが、
どうも様子が変・・・トイレを使わずに、その横で
用を足すんです。
わかったことは、トイレの段差がきついことと、
前足を置く場所が、箱型トイレでは体勢に無理がある。
ということでした。結局トイレ自体使うのをやめて、
バスマットの上にトイレシートを敷く方法をとりました。
これはなかなか良かったみたいで、
みーちゃんも気に入ってくれました！
２００７年７月２４日 痙攣発作
ＰＭ１０：３０
いつもとかわらない夜でした。
みーちゃんは水を飲み、ひとりリビングから離れ
家を散策しはじめました。離れた部屋から
がさがさ・がさがさ という音が聞こえてきます。
ここまではいつものことなので、家族も気にして
いなっかんですが・・・・いつもよりがさがさいう音が
長いんです。
「なんか・・おかしくない？」
と 兄が様子を見にいくと、
「みーちゃんが大変だー！！」
と、抱きかかえられたみーちゃんは
激しい痙攣を起こしていたんです！
家族中パニックになりました。
みーちゃんは気を失い 失禁・・・
祈る気持ちで動物病院へ電話をかけました。
こんな時間に出てくれるだろうか・・・
もし電話に出てくれなかったら・・・・・
と心臓がバクバク鳴っていると
「動物病院です」
電話に出てくれました。
焦りながらも事情を説明すると、
「すぐに病院へ連れてきてください」と・・・
みーちゃんは気がついて、「みゃーみゃー」と
鳴いています。
すぐに病院へ連れていきました。 でも、
今のみーちゃんでは、病気でもケガでも
手術はできません。もう麻酔に耐える体力は
なにも残っていないのですから。
とりあえず、点滴を投与し、そのまま入院。
２日ほどで退院できました。
退院後
退院の日、いつものケージで連れて帰りました。
数日おきに通院が必要とのこと。
そこで通院用に買ったのが、ペットキャリーカートです。
今までのケージでは狭すぎるし、歩いて病院まで
通うのもみーちゃんにはかなりのストレス。
少し広めのキャリーカートは、ゆったり寝そべりながら
移動できるのでとても役にたちました。
退院し、家に帰ってきました。まず自分の部屋に
みーちゃんが寝られるスペースをつくり、
歩けないみーちゃんのために敷布団のかわりに
トイレシートを敷きました。
床ずれしないよう、２時間おき位に寝返りをさせます。
水分は、スプーンですくった水を１・２滴ずつ
頭を少し上げた状態で口の横の隙間から少しづつ
あげました。
みーちゃんは深夜まで身動きひとつ・まばたきすら
しない状態が続きました。
夜、部屋の明かりが良くないとのことで、明かりを
暗いルームランプのみにし、テレビもつけません。
深夜０時を過ぎた頃に、やっとみーちゃんが少し
体を動かしました。 そして・・
自分で立ち上がろうとしています！
でも自分では立ち上がれないので、支えながら
ゆっくり起こしてあげると、みーちゃんはどこかへ
行こうとしています。後ろ足を引きずらないよう支え、
そのままみーちゃんの行きたい場所へ一緒に行くと、
そこはいつもの水のみ場でした。
ものすごい量の水をひたすら飲み続け、今度は
トイレに行きました。 とにかくご飯をあげるにも
水を飲むにも、トイレをさせるにも 常に支えて
あげないと倒れてしまう状態。
この 水・食事・トイレの動作を２時間おき位に
朝まで続きました。
ちゃんと部屋にトイレも水も食事も用意してたんですが、
頑固なみーちゃんはいつもの場所がよかったみたい。
翌日から、少しづつではありますが、元気になって
数日後には一人で歩けるようになりました。
ただ、静かに落ち着ける場所（部屋）にずっと
一人でいることが多かったです。
退院した日から、みーちゃんが亡くなる２日前まで（半年間）
一週間から１０日おきに通院生活となります。
前兆
大晦日をむかえる数日前から、みーちゃんは歯の痛みに
苦しみだします。まともに食事をとれなくなり、
大好きなカスタードクリームさえ食べることができません。
病院で鎮痛剤をもらい、毎朝あげていました。
鎮痛剤のおかげで、またなんとか食事を取ることが
できるようになったんですが、２００８年に入り
今度はお腹のほうが調子悪くなってきます。
いつものように便の様子を見ながら便秘薬をあげて
いたんですが、下痢をおこしてしまいます。
数日便秘薬を控え、今度は半分の量をあげたんですが、
やっぱりまた下痢です。食欲もなくなり、２日間
何も食べません。
食欲のないみーちゃんのために、シュークリームを
買いました。１月７日の夜、このシュークリームを
あげたんです。中のクリームをたくさん食べました。
この食事が、みーちゃん最後の食事となりました。
翌日朝８時 運命の日
朝、遠くからみーちゃんの鳴く声が聞こえました。
これまでも夜中に何度も呼ばれることはあったんですが、
それとはまるで違う声。
飛び起きて、みーちゃんのとこへダッシュ！
みーちゃんはまた、激しい痙攣を起こしていました。
前にみた痙攣とは違う・・・
そして急いで病院へ行き、点滴と痙攣止めを投与。
しかし効果がありません。
そのまま、また入院します。
その日の深夜。病院から電話・・・・・・・
「今夜が峠です」 と・・・・
１月９日朝 みーちゃんは亡くなりました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
